自作スピーカーで遊ぶ (その4)
今回のユニットは、2014年Stereo誌付録の FOSTEX 2Way のウーファーとツイーターとエンクロージャーを、これまでの記事と同様、ヤフオクで手に入れました。
ユニットは 8cmウーファ:PW80 と 2cmドーム:PT20 で、スペックを下表に示します。
エンクロージャーは入手後にダブルバスレフと確認され、MDF材の板厚は12㎜m。
ツイーターのLCネットワークは、直列に2μFのコンデンサーのみ。このコンデンサーは無極性だったので Fostexブランドのコンデンサーに交換。
箱の内部には何故か2Way NW基板 Kenwood製が配線なしで底板にネジ止されていたので取外し。
塗装は水性ニス(色:ウォルナット) 右はパイオニアS-CN301ーLR
完成後の印象:太鼓系の音が躍動~ダブルバスレフの音色でバックロードホーンに似ている。
自作スピーカーで遊ぶ (その3)
今回は、ヤフオクで入手したパイオニアのスピーカー:S-C3-LRのウーファーユニット。この S-C3-LR は、1994年発売、¥15,000/台、87dB/m、6Ω、箱14.7ℓ、ネットワーク:L無しのスルー、5.5Ω印字、ラバー製ロールエッジですが、マグネットは小さめ。
箱は同様に入手~板厚12㎜、内容積は約12㍑でバスレフダクトは約47Hz。
以上のようにマグネットが小さく箱の板厚が十分でないのでマニアとしては許容できませんが、比較的に安価で入手したので遊んでみました。
さて、このシステムのマニア的に許容できるのはツイーターで、これもヤフオクでマニアから落札しました。MarkAudio ドームツイーター TW4Silkとツイータースタンド TW37-FN とLCネットワークのセットでした。但し、ネットワークのコンデンサーの変更と可変アテネーターを追加し、クロスは約5kHz(L=0.2mH、C=4.7μF)としました。
組立後に水性ニスで塗装したら、少し立派に見えました。水性ニスはセリアで売っている中国製(安い)で色はMAPLE。
テレビの音を楽しむには充分で、クセが少なく明るく弾ける音色です。
自作スピーカーで遊ぶ (その2)
今回のウーファーは、一般には市販されてないスピーカーメーカーへのOEM品で、ヤフオクでGet!
従来の使用ユニットはユニットメーカ品(Fostex, Coral, Diatone eyc. の)でしたが、最近はこのパターンです。
このウーファーは Onkyoの16㎝で、スピーカー製品の型番は D-202AX 。
(1998年頃発売、当時の定価はペア¥76,000)
カタログ仕様は 6Ω、89dB/W/m、箱容積:12.5L、35Hz~35kHz、クロスは 3kHz。
バスレフポートは50Hzと推察。
ウーファの振動板は、シルクOMF(ONKYO Micor Fiber)ダイアフラムで、ツイーターとはスルー接続(LCネットワークなし)。
さて、エンクロージャーは手持ちの16.6㍑を流用。バスレフは約42Hz。
バッフル開口はユニットに合わせ、ジグソーで拡大。
↑ 真ん中の写真のTWは初期PlanのFT500
次に、ツイーターはコイズミ無線で購入したトップマウント式ソフトドームツイーターの HiVi TN28-B 。
6Ω、90dB/m、推奨クロス: 2kHz~で比較的安価。
中華スピーカーの中では、このHivi は評価している。
クロス:3.5kHz のLCを組込み。
組立後の聴感は、艶っぽく、これはウーファーの中音の癖かも‥‥。
自作スピーカーで遊ぶ その1
ユニットはパイオニアのS-A7スピーカー(2000年発売、¥68,000/台)のミッドレンジユニットをヤフオクでGet!
このユニットは13cmコーン型ミッドレンジと3cmドーム型ツィーターを一体化。型番は W13FR82-51DX 。6Ω、91dB/m
帯域はSA-7に倣い、300~2500Hzとした。さて、ウーファーとのクロスが 300Hzとなると、LCネットワークではコイルは約6mHとなり、コイルは4本が必要でコストは約2~4万円となる。今回は手持ちのチャンネルデバイダー(behringer)を活用した。
また、このユニットの箱は、コイズミ無線の密閉型Cubeキットを流用。
(箱作りは水性ボンドとクランパーでやったが段差ができてイマサン)
尚、同軸のドームツイーターは12dBのLCネットワークを新作(Mid rangeはスルー)。
完成写真のウーファーはFW160で、エッジは自分で張替え、意外と低音が良くでます。
完成時の音は中高音は明るく快活で歪感なし~上出来で永く愛聴できそう。